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[タグ未指定]
シングルモルト講座「ジャパニーズウイスキーに迫る」

2010.04.05

ワインスクール、レコール・デュ・ヴァンで行われた
ウイスキー評論家の土屋守氏のセミナーを受講してきました。
今回のテーマはジャパニーズ・ウイスキーです。

まず、日本のウイスキーの歴史の話から。
日本人で最初にウイスキーを飲んだのは誰か?ということで、
土屋先生の説をお聞きしました。

スコットランドの酒であるウイスキーを
日本に持ってくる可能性があるのは誰か、という観点からの
お話は興味深かったです。

続いて日本人でスコットランドでウイスキーづくりを学んだ
ジャパニーズウイスキーの父ともいえる、竹鶴政孝の話も聞きました。

講義の後はテイスティングです。

20100318_1.jpg

20100318_5.jpg

白州12年(サントリー)
アルコール度:43%

爽やかな、まるで森林浴をしているような香りがあります。

山崎12年(サントリー)
アルコール度:43%

20100318_2.jpg

20100318_6.jpg

宮城峡12年(ニッカウヰスキー)
アルコール度:45%

余市12年(ニッカウヰスキー)
アルコール度:45%

20100318_3.jpg

20100318_7.jpg

富士山麓18年(キリン)
アルコール度:43%

キリンがウイスキーを作っているイメージがあまり無かったのですが、
蒸留技術、設備はとても良いのだそうです。
キリンのチューハイ系飲料の素となるウオッカは、
この御殿場蒸留所でつくられているそうです。


マルス モルトギャラリー1988(本坊酒造
アルコール度:58%

20100318_4.jpg

20100318_8.jpg

イチローズモルト ゾートロープ3周年記念ボトル(ベンチャーウイスキー)
アルコール度:60.7%

このボトルは、新宿にあるバー、ゾートロープがボトリングしたものだそうです。
このバー、ジャパニーズウイスキーの品揃えがピカイチだとか。

イチローズ・モルトは、ベンチャーウイスキーという埼玉県秩父にある蒸留所で、
イチローというのは、社長である肥土伊知郎氏の名前です。


響12年(サントリー)
アルコール度:43%

響は、ブレンデッドです。
白州と山崎の2つの蒸留所でつくられた原酒をブレンドするだけです。
スコッチウイスキーなどは、数多くの蒸留所の原酒をブレンドして
作られていることを考えると、響のすごさが分かります。

響はヨーロッパ、特にフランスで人気だそうです。
そういえば、昨年の12月にフランスに旅行に行ったのですが、
その時に色々酒屋さんに入ったのですが、ウイスキーコーナーには
日本のウイスキーが必ず置いてありました。

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[サイト内タグ検索] ウイスキー シングルモルト
シングルモルト講座「ウイスキーの聖地アイラ島とそのシングルモルト」

2010.03.26

昨年(2009年)の9月に行われた、
土屋守先生のシングルモルトセミナー第3弾のレポートです。

テーマは「ウイスキーの聖地アイラ島とそのシングルモルト」。
アイラ島とは、スコットランドのヘブリディーズ諸島の最南端にある島です。
ウイスキーの生産が島の重要な産業だそうです。

アイラ島にある蒸留所は、
「ブナハーブン」「カリラ」「アードベッグ」「ラガヴーリン」
「ラフロイグ」「ボウモア」「ブルイックラディ」「キルホーマン」
の8つだそうです。

キルホーマン以外の蒸留所は海辺に建ち、
「潮の香り、海草のような」というアイラモルトの個性を
つくりだしているとのことです。

20090911_1.jpg

ブルイックラディ・クラシック
アルコール度:55.5%

「海辺の丘の急斜面」という意味。
蒸留所が建てられたのは1881年だが、1994年に買収され、
その後はほとんど操業されていなかったが、再度買収され、
2001年に再オープンした。
アイラ島では唯一ボトリング設備を持っている。

20090911_2.jpg

ブナハーブン・ダラック UR
アルコール度:46.3%

ゲール語で「河口」の意味。
ラベルにはスコットランド民謡の題名"Westering Home"が書かれている。
蒸留所が建てられたのは1880年。
麦芽にピートを焚かないため、アイラモルトでは最も軽やかなテイスト。

20090911_3.jpg

ボウモア シングルセレクト
アルコール度:40%

「大きい岩礁」の意味。
蒸留所はアイラ島の中心部に位置し、中間的な味わい。
操業は1779年でアイラ島で最古。
1994年にサントリーが買収。
フロアモルティングを行っている。

20090911_4.jpg

カリラ BBR 1995年
アルコール度:58.9%

「アイラ海峡」の意味。
蒸留所が建てられたのは1846年。
年間生産量はアイラ島最大。
多くがブレンド用(所有者のディアジオ社のジョニーウォーカー用など)に
供給されている。

20090911_5.jpg

ザ・テイスター・ラフロイグ 9年
アルコール度:58.4%

「広い入り江の美しい窪地」の意味。
1815年に蒸留所が建てられた。
チャールズ皇太子御用達のモルト。

20090911_6.jpg

ラガヴーリン 16年
アルコール度:43%

20090911_7.jpg

アードベッグ・マリーナムビースト 1990年
アルコール度:46%

ゲール語で「小さな丘」の意味。
操業は1815年。
1997年にグレンモーレンジ社が買収してよみがえった。
今はLVMH社の傘下。


ちなみに、加水すると濁るシングルモルトは、
冷却濾過を行っていないものだそうです。
冷却濾過をするとフレーバーも失われるため、
シングルモルトではあまり行わないそうです。

20090911_8.jpg

今回テイスティングしたシングルモルトのボトル。
左から順番に並んでいます。

※今回、資料として配られた土屋先生の著書の一部から一部内容を引用させていただきました。
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[サイト内タグ検索] シングルモルト ウイスキー
シングルモルト講座「樽と熟成の神秘」

2009.05.31

ワインスクール、レコール・デュ・ヴァンで行われた
シングルモルト講座を受講してきました。
講師は、世界のウイスキーライター5人に選ばれた土屋守先生です。
前回に引き続き2回目の受講になります。
 →シングルモルトセミナー

前回はシングルモルトの入門編だったため、
ウイスキーの話も含めて初歩の初歩のお話でしたが、
今回は「樽と熟成の神秘」というテーマで、
シングルモルトの個性を出す要因の一つ、樽についてのお話でした。

まず、樽の材質ですが、オーク材を用います。
オークも、ヨーロピアンオークとアメリカンホワイトオークの2種類があります。
どちらを使うかによって、香り、味に違いが出ます。
そして、樽にするときに、樽の内側をローストして焦がすのですが、
どのくらい焦がすかによっても香り、味が変わってきます。
(材質については、講座に遅刻したためあまりお話が聞けなかったのが残念。)

そして樽の大きさです。
シングルモルトで使われる樽の大きさは3種類。
 ・ (バーボン)バレル 180~200リットル
 ・ ホグスヘッド     250リットル
 ・ バット         500リットル
ちなみに、スコッチウイスキーの法律では700リットル以下の樽の使用が
定められています。

バレルはバーボンに使う樽です。
バーボンは新樽しか使えず、サイズも1種類のみ。
バーボンはアメリカのウイスキーですから、
材質はアメリカン・フレンチオークになります。

ホグスヘッドは「豚1頭」という意味だそうです。
300~350kgという樽の重さと豚の重さが同じくらいだったとか。

そしてバットはシェリー樽(=シェリーバット)です。
ここで使われるシェリーはオロロソが主です。
ペドロヒメネスのような味わいの強いシェリーだと、
後から入れるモルトが風味が負けてしまうため使われません。

シェリーバットがややこしいのは、材質がアメリカンホワイトオークのものと
ヨーロピアンオークのものの両方があることだそうです。
シェリーはスペインの酒精強化ワインなので、
樽はヨーロピアンオークが使われていそうですが、
ソレラ・バットはアメリカンホワイトオークを使っているそうです。

そしてスコッチウイスキーは原則新樽を使いません。
では、スコッチウイスキーに使う前の樽は何に使われていたかというと、
90%はバーボン、5~6%はシェリー(オロロソ)、
そして残りはスコッチウイスキーです。

樽の寿命は70~80年のため、数回は使うことができます。
1回目は新樽(スコッチでは使われません)
2回目の樽はファーストフィル、3回目はセカンドフィル、
4回目はサードフィルと呼ばれます。
何回も使っていると熟成力が落ちるため、
シングルモルトで使われるのは、ファーストフィルとセカンドフィルまで。
それ以降の樽はグレーンウイスキー用になります。

そして、樽に入れて熟成させる熟成環境によっても風味は変わります。
樽の置き方にもいくつか方式があります。
樽を並べた上に横木を渡して積み上げ、しかも3段までしか積まない
ダンネージという伝統的な方法がスコッチでは一般的です。
そのほかにもラックという棚に樽を置いていく方法、
パラダイスというパレットの上に樽を数個縦置きにして、
それを積み上げていく方法があるそうです。

樽の置かれた場所の温度、湿度が大きな影響を与えるため、
同じ蔵でも建物の上部と下部では温度が異なるため、熟成に違いが出ます。
ダンネージでは3段しかないにも関わらず、上と下では熟成具合が違うそうです。

そして、最近の新しい方法として樽を2回使う「ウッドフィニッシュ」という
熟成方法があるそうです。
この方法のパイオニアはグレンモーレンジで、「エクストラマチュアード」と
いう名前で出ているものになります。
これは、通常の樽熟成を10年くらい行って、オリジナルのモルトの味をつくった後、
別の樽に詰め替えて2~3年置くことで別の風味を付ける方法だそうです。
元々のモルトがしっかりしているからこそ出来る手法だとか。

ようやくテイスティングです。

20090529_1.jpg

今回は、樽の違いということで、グレンモーレンジが4種類、
マッカランが2種類です。

20090529_2.jpg

No.1
グレンモーレンジ オリジナル
アルコール度数:40%

20090529_3.jpg

No.2
グレンモーレンジ エクストラマチュアード ラサンタ
アルコール度数:46%
オロロソシェリーの樽で仕上げ熟成

20090529_4.jpg

No.3
グレンモーレンジ エクストラマチュアード キンタ・ルバン
アルコール度数:46%
ルビーポートの樽で仕上げ熟成

20090529_5.jpg

No.4
グレンモーレンジ エクストラマチュアード ネクター・ドール
アルコール度数:46%
ソーテルヌ(貴腐ワイン)の樽で仕上げ熟成

20090529_6.jpg

No.5
マッカラン ファインオーク 18年
アルコール度数:43%
シェリー/バーボン樽

20090529_7.jpg

No.6
マッカラン 18年
アルコール度数:43%
オロロソ・シェリー樽


グレンモーレンジは、仕上げの樽が違うと
こんなにも色も香り、味わいも違うのかと驚きました。
グレンモーレンジの中ではネクター・ドールが美味しかったです。
過去にはソーテルヌワインの最高峰、シャトー・ディケムの樽で熟成させた
グレンモーレンジを発売したことがあったそうです!

今回は全てピートを焚いていないシングルモルトでした。
次は大麦の違いをテーマにした講座を考えているとのこと。
次回も楽しみです。

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