2008年03月25日 (火)
六本木ヒルズでこの3月の1か月間開催されている
「ムートン・ロスシルド ワインラベル原画展」に行ってきました。
ワインを少しでも知っている人なら説明は不要ですが、
Chateau Mouton Rothschild はボルドーのメドック格付け1級(Premiers Crus)のひとつ。
そして、メドック格付けが制定された1855年以降に唯一昇格したシャトーです。
Rothschildは英語読みだと「ロスチャイルド」となります。
ロスチャイルドといえば世界的な金融王。
そのロスチャイルド家のうちのひとつがMoutonのシャトーを保有しているのです。
1855年の格付けでCh.Mouton Rothschildが1級の実力があったにも関わらず
2級になったのは、ロスチャイルドがユダヤ系であったからだということです。
(このあたりについては文春新書「フランスワイン愉しいライバル物語」から知識を得ました。)
晴れて1級に昇格したのが1973年。
この年のラベルはピカソの絵というのは有名です。
Ch.Mouton Rothschildは、1945年からヴィンテージごとに
ラベルが毎年異なる画家によって描かれています。
説明が長くなりましたが、そのラベルに使用されている原画が全て展示されています。
ピカソ、シャガール、ダリ、セザール、アンディ・ウォーホルなどなど
偉大なアーティストが絵を提供しているのです。
原画を見て面白かったのは、それぞれサイズが違うということ。
750mlの(標準)ボトルのラベルのサイズきっちりに原寸大で描いているものもあれば、
ものすごく大きなものまで、それからも各々のアーティストの個性がうかがえるものでした。
実際に採用されるのは1点ですが、
複数提供されたものについてはそれも展示されていました。
Mouton=羊ということで、羊やワイン、ぶどうの果実や葉などがモチーフとして
使われているものが多かったです。
また、前オーナーである故フィリップ・ドゥ・ロスシルド男爵のポートレイトも何点かありました。
Ch.Mouton Rothschildなど高くて高くて飲んだことはないですし、
全てのヴィンテージのラベルを見たことなどなかったので、
(最近のヴィンテージはデパートのワイン売り場のガラスケースの中に鎮座しているのを見ましたが…)
この原画展はとても面白く、勉強になりました。
ラベルの中でどの絵が好きかといえば、1999年ヴィンテージのサヴィニャックでしょうか。
(サヴィニャックはほぼ日でも取り上げられていましたね。)






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