2008.11.03
山梨のルミエール・ワイナリーに行ってきました。
フードマエストロでご一緒させていただいている方に声をかけていただき、
総勢40人強が参加しました。

雲ひとつないよいお天気です。

まず甲州ぶどうの収穫を行いました。
甲州は、日本固有のワイン用ぶどう品種です。
甲州ワインは白ワインですが、甲州種の皮は淡い紫色です。
収穫する際に、病害虫に犯された実は取り除いていくのですが、
これが想像以上に大変でした。
良いワインを造るには、悪い実は除かねばなりませんが、
手作業で行うのですから、コストがかかって当然だと実感しました。

収穫したぶどうはカゴの中に集められます。
続いて2班に分かれて畑と蔵の見学です。

私たちの班は、ルミエールの木田社長に説明していただきました。
カベルネ・ソーヴィニヨンの畑です。
この畑は垣根栽培を行っています。
垣根栽培のほうが作業効率はよいそうです。
雨よけのビニールのカサがかかっていますが、
ぶどうの実はこのカサより下にしかならないそうなので、
この位置にカサをかけているそうです。
除草剤を使っていないので、雑草が生えていますが、
雑草のおかげで虫が雑草のほうにいったり、
集中豪雨があっても土が流れなかったり、
ぶどうの根が深くまでいくなどの恩恵があるそうです。

石蔵ワイン発酵槽は有形文化財の指定を受けているそうです。
明治時代に木製の発酵槽の代わりに大型の発酵槽として使用されていたそうです。

今では普段は使われていないそうですが、
年に1度、石蔵ワインを造っているそうです。
→石蔵和飲ができるまで
蔵付き酵母の働きで、ステンレスタンクで造ったワインと比べて、
複雑な味わいがするとのことです。
続いて地下のセラーを見学しました。
石蔵は上の一つを残してセラーとして使っているそうです。
続いて甲州ワインの試飲です。

まずシュトルム(発酵途中のワイン)です。
濁っていて炭酸ガスが出ています。

2番目は甲州の新酒(2008年ヴィンテージ)です。
山梨酒造組合では、甲州とマスカット・ベリーAの新酒の解禁日を
11月3日に定めたそうですが、
今回は特別に解禁日前に飲ませていただきました。
とてもフルーティーで、ほんのり甘さを感じるようなワインでした。

3番目は「甲州シュールリー2007」です。
シュールリーとは「滓の上」という意味で、
品種特製があまり出ない甲州種やミュスカデ種で用いられる醸造法です。
甲州ワインらしい味わいで、少し苦味を感じました。
食事とあわせるなら、新酒よりシュールルーのほうがよいと感じました。

4番目は「甲州 光 2005」です。
色は淡いゴールドといっていいような濃い色です。
木樽の香りとそれに負けないワイン本来の味わいで、
ブラインドだったらシャルドネと言ってしまいそうです。
同じ甲州ワインなのにどれも全く違う味わいで、奥が深いです。
最後に出てきたのが、温かいワイン!

「にごりワイン 雛」です。
冷やしても常温でも温めてもおいしいワインとのこと。
こちらも品種は甲州です。
甘口でまるで甘酒のようでした。
「雛」という名前は、ひなまつりに飲んでほしいということから付けられたとのこと。
その2へ続きます。
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ある休日、大人の遠足へ行きました。 一度葡萄畑で飲みたいなぁと思っていたのですが実現! 早朝新宿発のバスで山梨ルミエールワイナリーへ。 http://www.lumiere.co.jp/top/index.html 汗ばむような晴天の下、葡萄畑や甲州のワイン作り設備の見学、そして 楽しい葡萄..
2008-11-17 Mon | 油屋ごはん
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